3年ぶりの米国NY出張を終えて

皆さん、少しご無沙汰しております。お元気ですか?今年の日本の冬は間違いなく、寒い冬になっていますね。コロナ感染症、インフルエンザが同時に蔓延しておりますので、体調管理には十分に注意していきましょう。

さて、さる1月15日〜22日の早朝にかけて、約1週間、コロナ来襲前以来の3年ぶりの米国出張に行って参りました。目的地はニューヨークマンハッタンです。

秘蔵の日本酒の海外向けブランディング事業の推進に向けた現地調査を実施することが今回の米国出張の目的であり、久々に自分の目でしっかりと現地の状況を見ることで、最新のNY事情を体感することができたのは、大変有意義でした。

日本では正確に伝えられていない米国でのコロナによる被害状況は至る所で出ており、マスク離れは進んでいますが、まだコロナ禍を完全に払拭できていないというのが正直な感想です。治安の悪化、街中の賑わいの減少、物価の異常高と、世界中の憧れの場所である摩天楼の街マンハッタンも少しばかり色褪せて見えました。

他方で、日本酒を提供する和食飲食店の状況も、完全に二極化が進んでおり、ハイエンドな店はミッドタウンからほぼ消え去り、多くが南のエリアであるロウアーマンハッタン地区に目立つようになっています。他方で、「なんちゃって日本寿司屋」的な存在である、テイクアウト主体の寿司店の数が増え、コロナ時代の影響を色濃く反映した形になっています。

酒屋であるワインショップ、リカーショップにおいても、日本酒の陳列されている場所が以前と比較して明らかに入り口付近の目立つ場所に移動しているケースが多く見られ、その変化には驚かされました。日本酒人気は着実にコロナ禍の中でも増加していることを肌で感じ取りました。

今回夜に訪れた和食店のメニューに掲載される日本酒の銘柄も、明らかにバリューアップしており、日本でも人気の高い、新潟の名酒の数々に加え、十四代、新政、作、而今、紀土などのハイグレードな酒質の酒が、日本とは全く比較にならない程の高額な金額を付けられ、実際に日本人以外のアジア系(特に中国系)の富裕層の若者達に好んで飲まれている実態がそこにありました。

お客としての日本人のパワーはそこにはもう感じられず、少し寂しい気はしましたが、着実にマンハッタンで、日本酒のブランディングが進行している事実を目の当たりにしました。

弊社は、かねてよりメインの輸出市場としてこのマンハッタンというマーケットを見据えてきたわけですが、競合激化の激しい場所ではありますが、輸出の際の現地側での物流ルートの確保に目処がつき次第、今年中には第一弾の輸出を実現すべく、前向きにワークしていきたいと考えております。

スポンサー候補となる投資家候補の方々とも現地でお会いすることができ、弊社の現在置かれた状況、今後の課題等を説明することで、計画の内容次第では今後の様々な支援を得られる可能性があることも実感しました。

思いの外、それ程寒くはなかった今年1月のマンハッタン。過去に長らく住んで慣れ親しんだ場所を訪れてみて、また勇気と元気をもらった1週間でした。

日本への帰路、西海岸のロスにも久々にトランジットで立ち寄り、日本酒関係者と初面談できたことも大変有意義な時間でした。

今後は願わくは、定期的に米国訪問ができるよう、地道に日本酒ビジネスを積み上げていきたいと考えておりますので、皆様、応援のほど、どうぞ宜しくお願い致します。

Rユニコーンインターナショナル株式会社

代表取締役 髙見 広行

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