ある大手企業様への「法務研修基礎講座」の実施報告

この度、メーカー業種のある大手企業様から弊社が受注した社内での「法務研修」の1st フェーズを無事終えることができましたので、簡単に報告させて頂きます。

研修テーマの副題は、「日頃から身につけておきたい契約書の基本事項」。

1回目はチームス形式で90分1コマ(日にちを分けて2回開催)、2回目は対面形式で120分1コマの計3回のシリーズ物です。

発注者様からの要望事項は、社員が抱く契約書への距離感を少しでも縮めさせたい、契約書の見るべきポイントを少しでも把握して実践の契約検討時に活かして欲しい、というもので、特に2回目の対面形式では、参加者30名を5グループ(1グループ6名前後)に分けてのグループトーキング形式を取ることで、参加者同士での意見交換、議論を行う場を意図的に設営することで、この法務研修により刺激を与えるものにしました。

そもそも、契約書とは取っ付き難いものであり、言い回しも法律用語特有の分かり辛いものであり、営業現場や生産現場に携わる方々にとってはどうしても鬱陶しい存在になりがちです。これはある意味致し方ないことであり、法務部署に丸投げする体質が定着しがちです。当然、法務部署のマンパワーにも限界があり、全ての契約書検討に均等に時間を割ける余裕などなく、またコスト面を考慮すれば顧問弁護士にそれらを全て投げるわけにもいかず、対処に苦慮されている企業様は多いと感じております。

その為、企業様の中には、社員各自の法務・契約管理リテラシーを高めることを社内目標に掲げて、積極的に研修プログラムを導入される企業様も最近多く見受けられます。

契約書に触れる頻度を高めて、契約書の中味に関心を持って頂く、契約書の中の全ての条項を網羅でなくても、重要なポイントになる条項だけは最低限押さえるという姿勢が絶対に欠かせません。1人1人の社員の心掛け次第で、大きく社内の契約管理マインドは変わってくるものです。少し時間は掛かるかもしれませんが、粘り強い地道な努力が必要になってきます。

因みに、今回の参加対象者は、営業、生産、物流、コーポレートに所属する役職者が主体になって構成されており、かつ役員の方々にも招集が掛かるという熱の入れ様に、更には社長までが陪席されるとあって、この研修に懸ける企業様の情熱を強く感じた次第です。

2nd フェーズに向けて、事前準備に注力し研修内容を更にブラッシュアップすることで、参加者の方々により効果的な法務研修になるように努めていきたいと考えております。

リスク管理コンサル 髙見 広行

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