2023年の有馬記念を振り返って!

皆さん、2023年も年の瀬を迎えておりますが、如何お過ごしですか?

さて、今年のJRAの1年を実質締め括るGIドリームレースの「有馬記念」が、先日2023年12月24日(日)に中山競馬場で行われました。「実質」と申し上げたのは、最近ではもう1日この後に年末にレース開催日があり、そこでGIレースが開催されるので、その意味では昔とは状況が変わっていることになります。

さて、結果はご存知の通り、54歳のベテラン武豊騎手騎乗の2番人気に推された4歳馬ドウデュースが見事に好位から差し切り勝ちを収めて、武豊騎手自身は有馬記念4勝目を飾り、同馬はG1通算3勝目の栄冠を勝ち獲りました。ドウデュースは2022年度のダービー馬でもある実力はピカイチの牡馬です。

⇨ 2023年有馬記念の競走成績 https://race.netkeiba.com/race/result.html?race_id=202306050811

直前に現役馬最強と称されたイクイノックスが突如、引退・種牡馬入りが表明された為、一転して今年の有馬記念は混戦模様となりましたが、私自身、今年のJRAの大きなレースに関する戦績はほとんどさっぱりだったのですが、このレースだけに限れば、自分の予想が大的中となり、ほぼ自分の予想通りのレース展開となりました。勿論、それなりの配当も得て、小勝ちしました。大満足の締め括りの有馬的中だったのですが、もう一つ競馬の面白さをお伝えしておきたいと思います。

このレースの少し前に武豊騎手はレース中に怪我にあい、暫くレースから遠ざかっていた状況で、しかも年齢の問題もあり、誰しもが厳しいのではないかと思ったはずです。それでも2番人気に推されたのは、馬の実力もさることながら武豊騎手に掛ける期待の大きさの現れだと感じています。

過去の有馬記念のレースにおいて、あの忘れもしない引退レースで奇跡の勝利をもぎ取ったオグリキャップへの騎乗での勝利に加えて、私自身の評価では史上最強馬に位置付けているディープインパクトでの引退レースでの完勝劇もありました。その後、キタサンブラックでの勝利と、どれも価値ある素晴らしいレースの手綱を握っていたことになります。

最後に、ドウデュースの父親はあのハーツクライなんですね。ディープインパクトが日本競馬のレースで唯一負けたレースが、2005年の有馬記念だったのですが、その時の勝者がまさにルメール騎乗のハーツクライだったのです。種は巡って、今回武豊騎乗のドウデュースはそのハーツクライの子供、そして今回のレースで2着に迫ってきていたのが、ルメール騎手騎乗の馬だったというのも、運命の巡り合わせとしては非常に面白いと感じました。競馬の醍醐味ですね。

地方馬主 髙見 広行

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