親子ピアノ連弾練習 発表会を目前に控えて
今年開催のサントリーホール小ホール(ブルーローズ)でのピアノの発表会まで1週間を切り目前に迫ってきました。今年は2年振りに親子連弾の演奏を披露することになっております。勿論、娘はソロの演奏も合わせて行います。
流石に親子連弾、しかも父親との連弾で参加されている方はおらず、その意味では例外的な出演になっています。因みに、毎年夏に開催している、横浜市能見台でのプライベートショーでは、親子連弾は過去3年連続で続けてきております。
さて、今年の連弾の曲目はショパンのピアノ協奏曲第1番ホ短調 Op.11 第2楽章よりで、実は昨年7月末に能見台で演奏した曲目と同じにはなるのですが、その時は実は準備時間との兼ね合いで娘のパートの一部は片方のみのみでの演奏になっていましたが、今回は完全なフル演奏バージョンになります。
個人的にも大好きな曲の一部分で、本当に綺麗な旋律が印象的な実にショパンらしい華やかさと夢を感じさせる音色のパートです。
本日の直前ピアノレッスンでは、先生からこの曲の演奏方法について、其々のパート毎にイメージ付けを行って頂いたのですが、それが実に効果的なアドバイスとなり、最後の通しの合わせ演奏では最初の演奏とは大きく改善していることを強く実感しました。
ピアノ演奏とは斯様に、弾き手の感情や気持ちを自分の指に乗り移らせて、如何に、曲の雰囲気を頭の中にイメージさせて弾くことで、大きくバリューアップすることを改めて知りました。だからこそ、ピアノとは奥深い楽器であるということなのでしょう。誰でも音を簡単に出せる楽器だからこそ、演奏のバリュエーションは弾き手の技量や感情の移入によって、豊富であるということになります。
1月13日土曜日午後の連弾演奏の本番は、悔いのない演奏をしてきたいと思っています。
ピアノを生涯の趣味とする父親より 髙見 広行