約30年振りに古都金沢を訪れて思うこと!
先日、仕事絡みで金沢を単身で1泊2日で訪れる機会がありました。何とラッキーな出張なのでしょう。金沢は実に人気の高い観光地ですよね。
今回は日本酒ビジネスではなかったのですが、結局、夜訪れた会食場所のご縁で、日本酒のビジネスに繋がっていくことを実感しました。
幸運だったのは、絶対に予約の取れないお店として知られているミシュラン一つ星の名店「蛤坂まえかわ」という焼き鳥店の予約が奇跡的に取れたことがありました。
以前より面識のある店主の前川さんにダメ元で連絡を取り、少し時間が経過してから1席キャンセルが出たとの神の声!
そして、その前川さんに地元の居酒屋事情を聞いて、雰囲気の良いお店を尋ねたところ、これまたニューヨークにご縁のある素晴らしいお店「風和利(ふわり)」様と遭遇することができ、かつ前日であったにも拘らず、電話予約で時間限定ながらこれまたカウンター1席を確保できたことです。
魚介類を含めた食材の素材が一級品であることは勿論間違いありませんが、それ以上に今回強く感じたことは、それらの素晴らしい素材の魅力を最大限引き出すことのできる料理人や職人の方々が数多くいらして、切磋琢磨されている姿に惹かれたことでした。
全国的に見ても競争の激しいグルメ地区金沢で伸していく為には相当な努力が求められることだと思いますが、だからこそ魅力ある飲食店様が数多く存在することに繋がっているのでしょう。
そして最後に、これまで少し距離を置いてきました石川県の日本酒にも、今回どっぷり浸かってきたことで、新しい世界が広がったことをお伝えしておきます。特に、「常きげん」という銘柄の山廃仕込みのお酒(加賀市在の鹿野酒造株式会社)の存在が光り輝いていたように思いました。
また近いうちに訪れてみたい、グルメの玉手箱的な場所でした。日本は国土面積が狭くても、日本酒と料理の世界で見ればとっても広いですね。
秘蔵の日本酒 高見酒店
店長:唎酒師 髙見広行