「日本の教育」を率直に考える。

本日は、かねてから個人的に心の中で抱いてきた「日本の教育」に対しての、個人的な思いを少し述べさせて頂きます。

これまで、娘の学校公開等で、地元の公立小学校での授業、並びに運動会等の催しものを見る機会が幾度かありましたが、そこで感じたことがあります。

それは、自分が小学校時代に受けていた授業の内容・雰囲気等と比べて、基本、何ら変わっていないという衝撃でした。全く進歩がないというのが正直な感想でした。残念ですね。

黒板を使用した形の教師からの一方的な説明、それを生徒がノートに書き写すスタイル、そして、生徒からの自主的な発言の機会はほとんどなく、45分の1コマの授業があっという間に過ぎ去ってしまうという現状、何とも言葉にはできない無念さを感じました。

生徒側の立場から見て何かワクワク感が持てないというか、メリハリがなく波風立たぬよう淡々と時間が過ぎ去っていくというか、予め決められたカリキュラムに則った単調な授業スタイルを垣間見て、これでは、放課後に塾通いをしなければ、とても中学受験に対応できるものではないということを、はっきりと実感しました。

そこで、個人的な提案になりますが、以下を勝手に提案させて頂きます。

1)人前で自己主張・自己発信ができる場を与える意味で、グループ分けでのディスカッション形式を積極的に採用し、グループ内で役割分担(リーダー、書記など)を都度決めて、各々の役割の意味も理解させること。

2)黒板を使用する授業スタイルはポイント事項に止め、基本、もっとパソコン上の画面を黒板に映し出し、その情報は授業後にプリントアウトして生徒に配布するなど、時間の節約・合理化を推進すべきであること。

3)教員の給与体系の抜本的な見直し、更には教員のキャリア採用を本格化し、「教員」という職業をもっとブランディング化して、もっと有能な人材を集めるべく努力すること。

文部科学省のお偉いお役人の方々、並びに日本政府、政治家の方々には、よくよく改めて考えて頂きたいです。教育の現場をどれほど、ご自身の目で真剣にご覧になってきておられるのか?自分達の時代の時と比較検証されたことが本当にあるのか?そして、現在の、放課後の塾通いが通例化した現状をどのように捉えておられるのか?ということを。

この現状では、益々世界から日本が取り残されていくばかりか、義務教育の下での学校教育そのものが形骸化していくという危機感を強く感じます。

大切な我々国民の税金の下で活動されている上記の方々には、教育の抜本的改革に今こそ着手して欲しいのです。ハードルは高いことは当たり前、既成概念をぶち壊すのは本当に大変な力を必要とします。私自身は、この問題含みの現状を前にして見て見ぬふりは、将来の日本の為に絶対にできません。

この切り口で、まともに議論を仕掛けてくるような真っ当な骨のある政治家の方々が、速やかに出現してくることを、心より切に望むばかりです。

Rユニコーンインターナショナル株式会社 代表取締役 髙見 広行

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です