フィガロの結婚との出会い、「序曲」連弾編への挑戦!

皆さん、モーツァルト作曲の歌劇「フィガロの結婚」をご存知でしょうか?
私の大好きなオペラの一つであり、緊張せず気軽に観劇できるオペラだと思っています。
ベートーヴェンとモーツァルトの違いは、オペラ作曲の数の違いにあると思っています。ベートーヴェンは「フィデリオ」という有名なオペラがありますが、残念ながらその一作品に留まっています。対するモーツァルトと言えば、フィガロの結婚の他、魔笛、ドン・ジョバンニ、コジ・ファン・トゥッテ(女はみなこうしたもの)、後宮からの誘拐(逃走)と数々の名作をこの世に残しています。
交響曲しかり、ピアノソナタしかり、多彩な分野での優れた作品が数多く残っており、まさに天才と言われる所以です。
もしも彼が70歳まで生きていたとしたら、色々な曲風の作品をもっともっと数多く残していたであろう、と思うと残念で仕方ありません。
さて、「フィガロの結婚」の話題に戻ります。
私自身がこのオペラを初めて聴いたのは、1994年の冬の米国メトロポリタン歌劇場であったと記憶しています。その頃、実務研修生の立場で1年間限定の駐在期間ではありましたが、今思えば非常に充実したニューヨーク生活となりました。
オペラには元々関心が強く、できれば海外の本場で一度、「フィガロの結婚」を観たいと強く思い、思い切ってメトロポリタンオペラのシーズンチケット(確か5演目1セットだったと記憶しますが)を購入しました。そして、購入対象のポイントは、「フィガロの結婚」が必ず含まれているということでした。結果的に、「フィガロの結婚」の開演日は、12月後半だったと思います。まさにクリスマスシーズンで気分は大いに盛り上がっていたのを覚えています。
何もかもが、私にとって、約3時間半に亘る夢の世界でありました。ただ、生で観劇したのはこの1回のみとなっています。是非もう1回、今度はウィーンで観てみたいと強く思っています。
同作品はイタリア語の喜劇で、貴族の浮気心を召使いたちが機知でやり込める、テンポが良く華やかな人気作で、モーツァルトの『三大オペラ』の一つでもあります。特に、序曲が圧巻で、観る者を惹き付ける魔力のようなものを備えた軽快な名曲です。これからどんなストーリーが待ち受けているのか、ワクワク感が満載のテンポの良いリズム感溢れる曲で、聴く者に元気を与えてくれる曲と思っています。
私自身、クラシック音楽の中で、どの曲が好きかと問われると、真っ先に頭の中に浮かび上がってくる曲が、「フィガロの結婚の序曲」なのです。
尚、余談ですが、その時購入したシーズンチケットの中には、プッチーニ作曲の「トスカ」も含まれており、主演歌手が今は亡き世界的なテノール歌手の一人「ルチアーノ・パヴァロッティ」だったのでした。この演目も実に素晴らしいものであったことだけは、ここでも伝えさせて頂きます。
さて、前置きが大変長くなりましたが、今年2026年夏に開催予定の親子によるピアノイベントのメインイベントとして演奏する曲目が、何と、連弾曲に編集された「フィガロの結婚」なのです。
これは、父親である私の希望で選曲したものであり、ピアノの先生に相談して、複数ある編集された楽譜の中から慎重に選び、最終的に決定したもので、現在本番に向けて、父と娘は必死になってレッスンに取り組んでいるところです。
曲の難易度で言えば、それぞれのソロ演奏だけを取り上げれば、それほど難しい曲ではないのですが、一緒に呼吸を合わせて演奏するとなると途端に難易度が上がる曲となっており、また指遣いが複雑な動きをする箇所が幾つか見られ、そう簡単ではないことを実感しているところです。
あと本番まで2ヶ月、何とか纏まった演奏に仕上げられる様、最後までレッスンは継続していくつもりです。娘とのピアノの鍵盤を通した会話・コミュニケーションをエンジョイしたいと、親バカの父親は勝手に考えております。
ピアノを生涯の趣味とするリスク管理コンサル 髙見 広行

