野球はツーアウトから 野球はゲームセットまで分からない!
皆さん、本日は自分自身の過去の体験談を踏まえて、一つ「人生訓」のようなものを語らせて頂きたいと思います。少しだけお付き合い頂けますと幸いです。
野球は、日本の国技とまでは言い切れないものの、スポーツの中では代表的な種目になります。世界レベルでの競技人口ベースでは、サッカーには負けますが、それでも昨今の世界大会での活躍や、数多くのメジャーリーガーを輩出している中で、今光り輝く大谷翔平選手を見れば一目瞭然の如く、野球は日本人とは切っても切れない重要な種目になります。
かつてはV9の偉業を達成した東京読売巨人軍をはじめ、長嶋、王といったスーパースターの存在は歴史上忘れることのできない存在です。
さて、そんな野球の魅力は、何と言っても、一発逆転が現実に起こり得るスポーツということで、サッカーや*バスケットボール等と一線を画します。*バスケットボールにも3点シュートが存在することは承知しております。
仮に3点差があっても、満塁ホームランが飛び出せば、一気に逆転となる劇的なスポーツであります。ピッチャーの立場に立てばたまったものではありませんが、観客の立場から見れば本当に興奮する場面となります。
私自身も小学校3年生の時より、リトルリーグに入って高校3年生まで、真剣にそして本格的に野球をやっておりましたが、その中で色々な練習やゲームを経験しました。
そんな中で、多くの方が語り継いでいる名言があります。
それは「野球はツーアウトから、野球はゲームセットまで分からない。」という言葉です。
人生訓にも通じる、この言葉、今となっては実に重みをヒシヒシと感じます。
ご存知の通り、野球は1イニングスリーアウトで攻守交代になるスポーツですが、ツーアウトからでも、その先、何が起こるか分からないということを物語っています。
仮にツーアウトからでも、エラーやデッドボール・フォアボールで出塁して、その後ヒットで繋ぎ、ツーアウト満塁と攻め、そしてそこで奇跡のホームランが出るとなると、一挙4点得点することになります。
最終回ツーアウトというのは、あと1アウト取ればゲームセットで勝利という場面で、仮に上記のような展開に直面すると、逆転負けに遭うことになります。
一振りでゲームをひっくり返す魅力、その醍醐味、人生にも何か通じるものがあります。その根底には、最後のゲームセットまで決して諦めないという精神があってこそ、ということになります。
プロ野球はもとより、学生野球の世界では、よく起こり得る逆転劇、プレーしている者にとってはたまったものではありませんが、しかしながら一つの教えをもらったような気分になります。油断大敵、最後の最後まで全力を尽くすことの大切さを改めて悟ります。
「野球はツーアウトから」、いつも自分の心の中に大切にしまってある人生訓です。
脱サラして、個人起業して、1人でビジネスに立ち向かう状況にある中で、現在、身に沁みて感じる重たい言葉です。
野球をやっていて本当に良かったと感謝すると同時に、これからもずっと大切にしていきたい言葉であります。ありがとう、野球、ベースボール。
リスク管理コンサル 髙見 広行