所有馬「リナチャン」の今後のサラブレッドとしての可能性について思う!
さて、今回は久し振りに、私の2歳牝馬の所有馬「リナチャン」(門別競馬場)について、触れてみたいと思います。
この原稿を書いている時点では、今年7月のデビュー戦以降、まだ勝利を得ることなく、未勝利の状態が継続しています。
これまで、何度か馬主として、生で現地に応援に行ったこともあります。
パドックでリナチャンと目が合うと、どこか嬉しいような恥ずかしいような、完全に自分の子供を見る目になっています。
それだけ、愛情とお金を注ぎ込んでいるわけですので、情も移るというものです。
今シーズンもあと残り2戦、この記事を書いている丁度翌日(10月19日)に門別競馬場第2レース牝馬未勝利戦に出走予定が決まっています。
北海道は、寒さという厳しい気象条件を受けて、11月中旬から3月までは、レース開催がお休みとなります。
11月第1週目には再度門別を訪れる予定で、そこで調教師と面談し、今後の移転先について正式に話をすることになっています。
そうなんです。残念ですが、流石に門別競馬場がお休みの期間(4ヶ月弱)、継続して厩舎への預託料だけを支払える財政的余力がなく、今回、あるビジネスパートナーに相談して、別の地方競馬場に移転することを実質決めました。
現在の調教師の先生にも納得して頂いています。
現状では、移転先は、佐賀競馬場が最有力候補です。
余談になりますが、実は、佐賀県にはこれまで通過したことはありましたが、実際に訪れたことのない県なんです。
有名な日本酒も数多くある県ですよね?それはそれで楽しみです。
それまでに、なんとか門別で、悲願の1勝を願って止みません。掲示板にはこれまで何度か入線しているものの、まだ3着が最高位。
ただ前走は、1着馬ともそれ程差のない4着ではありました。発走直後の出だしにエンジンがかからず、最後の直線に入ってからの追い込み一辺倒の脚質で、芸がないと言えばそれまでですが、デビュー後これまで大きな怪我もなく、定期的にレースに元気に出走してきている実績には、「あっぱれ」を上げたいです。
「無事、これ名馬なり」。
とにかく、門別でのあと2戦を、無事に怪我や故障なく、乗り切って欲しい、馬主としてただそう願うばかりです。
地方競馬の馬主として所有馬を実際に一頭持って、感じたこと、思ったことは、これまで色々とあります。
一つだけ言えることは、馬の持つ可能性は無限だということ、血統や生産牧場の名前だけでは決して決めつけられない、どこか未知の可能性を秘めた世界、それがサラブレッドの世界だと思っています。
どんなに優秀な素質と素養を備えた高額の馬でも、故障してすぐに引退したり、この世を去っていく馬も数多くあります。
改めて、リナチャンには言いたいです。これからもマイペースで、思いっ切り自分の好きなようにレースで走って欲しい、そして引退するまで、怪我や故障をすることなくと。
そして、引退後は、どこかの乗馬クラブでゆったりとした楽しい老後生活を送って欲しいと。
最後に、地方馬主になって、やはり良かったと思っています。自分自身、とてもいい勉強になっています。
これからも、馬主の気持ちが分かる、馬主の為のサポーターでありたいと、強く願っています。
リナチャンがんばれ! いつまでも元気でいて欲しい、ただそれを願うばかりです。
Rユニコーンインターナショナル株式会社
代表取締役 髙見 広行