八ヶ岳南麓ファーム様を再び訪れて
先日11月頭の3連休を利用し、デザイン制作面のビジネスパートナーと2人で、1泊2日の旅程で、私自身は今年8月に続いて八ヶ岳を再び訪問して参りました。季節外れの暑さに見舞われる中での訪問となり、日中は半袖で十分という異常気象ぶりでしたが、やはり朝晩は冷え込むのは東京都内と大きく異なるところでした。
今回も、自然栽培の極限を行く「無農薬・無肥料」農園の八ヶ岳南麓ファーム様を訪問し、八巻代表にお会いしてきました。一部農作業のお手伝いもさせて頂き、今回は伝説の酒米「亀の尾」の脱穀作業にも携わらせて頂きました。脱穀機という農業機械を使っての作業ですが、それに関連した目に見えない準備作業等も行い、農作業の大変さを改めて実感しました。日頃の運動不足のせいか、数日間筋肉痛が取れませんでした。
宿泊場所も八巻様が現在自宅として使用されているお家の部屋をご提供頂き、夕食は、同農園で栽培された体に優しい「自然栽培野菜」の蒸した料理をおつまみにしながら、同農園様がプライベートブランドで保有しておられる「八ヶ岳福の山」という希少価値ある上質な秘蔵の日本酒を頂きつつ、色々と近況報告や今後のビジネス展開について、率直に意見交換をさせて頂きました。
個人的には、同農園様が1年単位でシェアする形で提供されておられる「シェア農園」に関心を持っており、来年以降、今回一緒に現地に行ったビジネスパートナーの方と共有する形で農業に携わってみるのも、農業ビジネスの「入り口」として面白いと感じました。
現状、日本酒の「八ヶ岳福の山」は、残念ながら過去に醸造し、瓶詰めした在庫がかなり残った状態にあり、今年の醸造も予定していないとのことでした。弊社のこれまでの販売協力も実らず、改めて力不足を痛感した次第です。その日本酒の味は一級品なのですが、知名度が完全に不足しており、国内の日本酒ファンにまだまだ広まっていないという状態で、今後のブランディング活動の重要性を改めて認識したところです。
最後に、今年の夏の訪問時に私の家族と一緒に種蒔きをした人参の畑にも訪問し、すくすくと育っている現場を目にして、何だか自分も嬉しい気分になりました。
今回は、農業に実際に触れることの大切さを、身に沁みて感じた訪問となりました。
都内との渋滞を含む長時間に亘る往復の運転は過酷でしたが、それでもやはり行って良かったと思っています。来春の訪問が今から楽しみです。
秘蔵の日本酒 高見酒店 店長:唎酒師タカミン(髙見 広行)