京都の新しい焼鳥屋を訪ねて

おはようございます。

昨日からビジネスで関西方面に来ています。そして昨晩の夜は、京都に新しくオープンしたばかりの焼鳥屋「鳥さき」を初めて訪問してきましたので、簡単にレポートします。

このお店は、私が東京都内でこよなく愛するお店の一つ、名店目黒「鳥しき」の系列店に当たり、鳥しき系列店としては、実質的に今回初の関西進出を果たしたことになります。それも古都京都のど真ん中に、町屋造りの風情ある佇まいのお店を仕立て上げ、日本食文化のシンボルである焼鳥を引っ提げての堂々たる進出です。店主の畑さんは、以前六本木の「鳥おか」で働かれていた時にお目に掛かったことがありましたが、今回は店の大黒柱である大将として、見事大役を果たされていることになります。素晴らしいことです。

私は20時45分からの2回目のセッションの予約が奇跡的に取れ、カウンターの一番右端の席に陣取り、「孤独のグルメ」の主人公の気分で、魂を込めて焼かれた串物を計12本、それに続く締めのミニそぼろ卵かけご飯とデザートを全て完食し、23時頃に店を後にしました。

当然の如く、店内は満席、地元京都の方が中心と思われますが、いずれの方々の顔の表情が串物を食べ進めていくうちに徐々に崩れて、笑顔に満たされていくのを目にしました。

現状はコース料理のおまかせのみで、鳥しきにはあるお土産物も受け付けていないとのことですが、来年以降は、徐々に解禁していくものと思われます。

飲み物のメニューはいずれも充実していましたが、特にワインメニューの充実振りが際立ちました。最近増えている京都での外国人観光客向けを強く意識したものと推察されますが、私がセレクトした日本酒のラインナップの方も、飲み物メニューの中では目立たなかったものの、実に良いセレクションをされていて、特に地元京都の上質なお酒を多く取り入れておられるのが印象に残りました。お酒の提供方法は、いずれも片口で供され、それを自分用の洒落たおちょこ(陶器)に注ぐスタイルで、とても風情があって好印象でした。

京都にきっと焼鳥の新風を巻き起こすことになるのではないかとの予感を強く感じると共に、今後の益々のお店の発展を心よりお祈りしたい気分です。

池川大将、おめでとうございます。畑さん、頑張って下さい。