久しぶりにディズニーシー(TDS)を訪れてみて思うこと!









先月、小学校を卒業した娘からの依頼に基づき、小学校時代の同級生と2人でディズニーシー(TDS)に行きたいというので、お互いの父親が同行するということで、付き添いで久し振りに東京ディズニーシーに行ってきました。また、今月4月に入ってから、今度はニューヨーク駐在時代に面識を持った娘の友人とそのお父様とやはり4人で、同じくTDSを訪れる機会がありました。
わずか1ヶ月の間に、TDSを2回訪れるという実に稀な体験をして参りましたので、簡単に以下にレポートさせて頂きます。
まず、料金設定についてですが、1日券なる1デーパスポートについては、ライバルのユニバーサルスタジオジャパン(USJ)と比較すれば、総じて安価な設定になっています。更に、中学生・高校生を対象にした「中人」という料金設定があるのも特長的なことです。
他方で、今回訪れて思ったことは、人気のあるアトラクションへの入場を優先して取り扱う「プレミアムアクセス」という別価格のサービスを拡充している動きが目立ったことです。これにより、結局割安感ある価格設定が、結果的にUSJと同レベルになる可能性が出てきていることを示唆しており、利用者に対しては実質的な値上げ実施と同じ印象を与えるかもしれません。
ただ、入場してから、人気のある「ソアリン・ファンタスティック・フライト」にすぐに並んでも3時間待ちと言われると、それだけで午前中が潰れてしまうことになり、時間の有効活用という面から考えても、この魅力的な「プレミアムアクセス」の購入クリックボタンを押してしまう方は結構おられるのではないでしょうか?
さて、他方で同じリゾートグループのディズニーランド(TDL)との比較検証をしますと、まず真っ先に感じたことは、対象年次がやや高いゾーンを狙っていると思われること、かつては園内でのアルコール飲料の提供はTDSのみであったことからも、大人を含めたやや落ち着いた世代を視野に入れた園内設計になっていることです。
アトラクションのスリル感も、極めて高レベルの「タワー・オブ・テラー」を除けば、比較的安心して楽しめるアトラクションが多いこと、更には名前の如く、海、水を意識した舞台設計が為されていること、そして基軸に据えているものは「アナと雪の女王」であることです。
一つやや物足りなさを感じたのは、例のTDL恒例のディズニーキャラクター総出のパレード、とりわけ夜行われるエレクトリカルパレードがないことです。
そして、これはTDSのことだけではないことだと思いますが、ディズニーリゾート園内の食事のレベルは以前と比較して格段に良化していると感じました。料金設定は決して安くはないですが、どれを口にしても普通に食べれる食事が、十分なスペースと共に用意されていることは好感が持てました。
今なお設備投資を重ねて、規模の拡張を目指し、色々な模索を続けているディズニーリゾートではありますが、やはり日本人以上に目立ったのが、外国人観光客の数の多さでした。アジア系のみならず、多くの日本を訪れる外国人観光客の方々が今や足を踏み入れる場所がこの夢の国であり、この夢の国の持つ実力と魅力が益々高まっていくことを心より期待するばかりです。
また、時間を見つけて家族と一緒にゆっくりと訪れてみたいと思いました。
リスク管理コンサル 髙見 広行