リナチャンのサラブレッド血統を探る その神秘的な世界!

現在、地方競馬の佐賀競馬場に所属している6歳牝馬のリナチャン(芦毛)。デビュー後、生涯4勝を挙げているサラブレッド競走馬だが、現在も現役馬として佐賀競馬場で定期的に元気に出走を続けています。東眞市調教師に言わせると、性格が素直で大人しい牝馬との評。でもコツコツといつもレースでは頑張っています。
北海道のサマーセールで購入した馬で、再上場の末の落札価格は150万円。正直、決して高い金額とは言えませんが、あるビジネスパートナーの方のお勧めで購入に踏み切った経緯があります。地方馬主として初めて所有したサラブレッド競走馬であり、当初は北海道門別で走り、その後冬を迎えて九州の佐賀競馬場に移籍した経緯があります。
さて、今回ブログ記事にしたかったのは、どんなサラブレッド競走馬にも血統というものが絶対に付き纏い、それが販売価格にも関係してくるということであります。当然、強い有名馬の子供ともなれば値段が跳ね上がってくるし注目度も高くなってきます。
リナチャンの血統家系図は以下の通りで、父はアメリカで活躍したダンカークという馬で、母ファンフェアとの間で2019年4月4日に生まれた馬であることが分かります。更には、母の父が、2005年のG1ジャパンカップレースで見事あのハーツクライと競い合って勝利を収めたアルカセット。実はそのレース、私は馬券的中を果たした思い出があり、アルカセットと聞いて実に懐かしい思いがしたのを思い出します。

ここまでは通常の血統の辿り方なのですが、最近ある知人から以下のメッセージをもらったことで、改めて血統の繋がりの奥深さを感じた次第です。
それは、その方のお兄さんから、「強い馬だね!オーソーシャープの血を引いてるのが魅力やね。英国最後の三冠牝馬!!」っていうメッセージを頂いたことでした。調べてみますと、確かに、辿ること母方の4代前に、英国競馬で牝馬三冠を達成した「オーソーシャープ(1982年生まれ)」という名馬がいるではないですか?この馬の血筋を引いているのが、他ならぬ所有馬リナチャンなのでした。
ある方に言わせれば、「このような血統の牝馬であれば、この先繁殖牝馬として残すというのも一つの選択肢ではないか」、との過分なコメントも頂戴したことがございました。
なんてサラブレッドって奥深いのか、実に摩訶不思議な神秘的な魅力に包まれている世界なんですね。
今年に入り、長期療養後久々の4勝目を挙げ、最近の走りも極めて好調を維持しております。何とか今年中にもう1勝ゲットして欲しいです。もっか、生涯獲得賞金額は400万円を超えました。金額自体は中央競馬等と比較すれば到底及びもつかない水準ですが、150万円の購入馬であったことを考え合わせますと、結果的にこの選択は決して間違っていなかったことを証明していると自負しております。私の北海道在住のビジネスパートナーの方の見立ては、流石としか言わざるを得ません。
こんな地方競馬に所属するサラブレッド競走馬にとっても、血統というのは、何かを意味するものなのかもしれません。勿論、血統が良ければ、必ず好成績を残すわけではなく、これが難しいところですが、、、。
さあ、どこまで今後元気に走り続けてくれるのか、もう暫く、リナチャンの頑張りを励みに地方馬主として頑張ってみたいと思っています。
地方馬主 高見 広行