来る者拒まず、去る者追わず!

間も無く我が社の今期決算も締まり、3月より第7期目に突入します。この6年間は本当に時間の過ぎゆくスピードが特に速かったと感じています。

脱サラの道を自ら選択し、自分自身の意志で個人起業に踏み出しました。正直、茨の道でしたが(今現在もそうですが)、何とか色々な方々との新たな出会いや支えによって、ここまで踏ん張ってくることができました。

そして、今年2026年は丙午年で、私自身還暦を迎える年男になります。もうだいぶ年齢も積み重ねました。気付いて見れば自分が60歳になるんだ、という現実を突きつけられて、驚きと共に、今後の自分の生き方みたいなものが少しずつ見えてきた気がしています。

それは、自然体に生きる、という精神です。

人生はなるようにしかならない、決して諦めの心境ではなく、60歳になった今だからこそ実感できる心境だと思うのです。

その中で、最近、大切にしている言葉があります。

それが、表題の言葉です。「来る者拒まず、去る者追わず」です。

一般的には、「自分のもとに来る人は快く受け入れ、去っていく人は無理に引き止めない」という、人間関係や物事に対する余裕と自由を尊重する態度を表す諺として理解されています。

因みに、この言葉は、古代中国の「孟子」に由来します。

紀元前4世紀頃の中国(戦国時代)で活躍した儒教の思想家で、孔子の教えを継承・発展させ、「性善説」を唱えたことで知られているとあります。

なるほど、不思議なものです。私自身はサラリーマン時代に自分自身が従事していた仕事柄の影響か、専ら「性悪説」を信条として掲げ、全ての事柄においてまずは疑いを持って見るということを実践してきたわけですが、この考え方を全うしようとすると、結構精神的に疲れが出てくることに気付きました。勿論、仕事とプライベートは切り離して考えれば良いのですが、仕事で培った考え方はプライベート上でも大きくのさばることになり、自分の心を支配し続けてきました。そしてそのことに異論を唱えることなく、信じてきたわけですが、やはりここにきて、少し気持ちの持ち方が自然と変わってきました。

今年還暦を迎えて強く思うことは、これまで人生で出会ってきた多くの友人達に対する想いの変化です。

これまでは、自己中心的な考えの下で、自分の元に友人達が自然と慕って集まってくるのが当然だ、のようなどこか驕りのような気持ちがあったやに思っています。今となっては、大いなる反省ですが、そんなことは決してないのに、自分を正当化する目的で、何故かそう信じていたのでしょう。

自分で起業して初めて気付いたことは色々ありますが、その中でも自然体の精神状態を維持することの大切さを身にしみて感じている今日この頃です。

「来る者拒まず、去る者追わず」

いやー実に重い、そして考えさせられる言葉ですね。

私自身、決して性善説に転換したわけではないのですが、しかしながら、自分の残りの人生を自然体に生きて、全うしたいというのが今の自分の偽らざる本心であります。

過去の歴史上の人物の名言・諺といったものは、本当に色々なことを示唆してくれます。

最後に改めて、「来る者拒まず、去る者追わず」で締めさせて頂きます。

リスク管理コンサル 髙見 広行

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