亡き父に代わり横浜高校野球部の奮闘振りを讃える!

さて、今回は、先日閉幕した選抜高校野球の結果を受けて、亡き父に代わり、神奈川県の硬式野球の強豪私立校である横浜高校の奮闘振りについて、少し語ってみたいと思います。きっと父廣太郎も、天国より今回の横浜高校の19年ぶり4回目の選抜大会優勝を祝福しているに違いありません。
甲子園に出場するだけでも厳しい戦いが強いられる神奈川県。エース級の投手を2枚ないし3枚揃える必要があり、かつ中軸打者を数名クリーンナップに揃えられなければ、現代の高校野球で激戦区と言われる神奈川県大会を勝ち上がることはできません。
自分自身のことを振り返れば、同じ神奈川県の県立湘南高校に在籍した3年間で、ベスト16進出が最高で、ベスト8への高い壁が確かに存在していました。その領域にいつもいたのが、上記の横浜高校です。最近では、「松坂世代」と称され甲子園大会を大きく賑わせた松坂大輔投手を擁して、1998年に春夏連覇を成し遂げたのが記憶に新しく、私の世代では、あのプロ野球のロッテでも活躍した愛甲猛投手を擁して、早実の荒木大輔が1年生投手として人気を博した1980年第62回の夏の選手権大会の決勝戦を思い出します。「我々は優勝する為に甲子園にやってきた」と断言して憚らないあの強気の監督の発言は印象的でした。
ここまでの同校の甲子園大会に関わる通算成績は、以下の通り。夏の選手権:出場20回 優勝2回 準優勝0回、春の選抜:出場17回 優勝4回 準優勝1回
春夏合わせての甲子園出場回数は、合計37回。内優勝回数は、春は今年の大会で4回、夏は2回の合計6回を誇ります。通算での勝敗を見ると、65勝31敗。勝率67.7%。物凄い数字ですよね?
まあ、本当に素晴らしい成績であり、神奈川県の高校球児にとって、今も昔も目指すべき存在の1校でしょう。現状では、神奈川県下では、横浜高校と東海大相模高校の2校が少し抜きん出ている状況ではあります。
さて、何故今回こんな強豪校を取り上げるのか?と言えば一つの理由があります。それは父の母校だからだけではありません。
こんな強豪校にも近年一つの試練があったからです。
それはまだ記憶にも新しいあの慶應高校旋風で大いに甲子園が沸いた2023年の夏の選手権の神奈川県大会決勝戦。その慶應高校の相手であったのが横浜高校だったのです。しかも下馬評では圧倒的に横浜高校有利の予想の中で、終盤まで横浜高校がリードを保つも、最終回9回に一つの微妙なフォースプレーの判定を契機にして、何と逆転ホームランを打たれて、土壇場で甲子園出場を逃した事件がありました。
それ以降、今一つ流れを呼び込めず、昨年2024年の夏の選手権大会の神奈川大会決勝戦では、東海大相模高校とのがっぷり四つの横綱決戦に敗退し、またまた決勝で涙を飲んだのでした。
しかしながら、2024年秋の新チームになってから、怒涛の公式戦20連勝で勝ち取ったのが、今回の選抜優勝だったのです。その間、秋の神宮大会でも優勝し、秋春連覇、そして期待されるのが、今年の夏の選手権です。
ただ油断のならないのが、神奈川県の野球のレベルで、例え横浜高校だとしても、夏の甲子園出場は保証されていないのが、厳しい現実です。
私の母校である湘南高校のことはさておき、こんな強豪校でも、試練に直面し、それを乗り越えて今の強さがあるということだと思います。今年の選抜大会でも途中厳しい試合がありましたが、やはり精神面での鍛錬の跡が窺える粘り強さで、接戦をきちんとものにする、これこそがまさに真の強豪校だと言って良いでしょう。
亡き父に代わって、高らかに宣言したいと思います。
目指せ、昨年秋からの公式戦の連勝を続け、春夏連覇を!(厳密には秋春夏連覇)
野球大好き親父のリスク管理コンサル 髙見 広行