燃える闘魂アントニオ猪木旅立つ！

皆さん、おはようございます。

またまた、大きな方が旅立ってしまいました。

昨日（2022年10月1日）のニュースで皆さんもご存知の通り、プロレスラーのアントニオ猪木さんがご逝去されました。79歳でした。

まずは、謹んでご冥福をお祈り申し上げたいと思います。

プロレス大ファンの一人として、アントニオ猪木さんへの個人的な想いを少しだけ語らせて頂きます。

プロレスに市民権を与える為の不断の努力、当時不可能と言われたボクシングのレジェンドモハメドアリとの異種格闘技戦の実現、その後もプロレスの枠を飛び越えた様々な格闘技との交流戦の実現、ハルクホーガンとの世紀の大一番蔵前でのリングアウト負けなどなど、彼のプロレス界に残した偉業は数え切れません。

ただ私は彼の最も凄いところは以下の点だと思っています。

１）常に観客目線での試合展開を実現すべく、観客の反応を肌で感じ取り、観客が一緒に盛り上がれる雰囲気を作ることの天才であったこと。

これは、現在のプロレスラーを含めて、誰も敵わない点だと確信しています。全盛期のゴールデンタイムでの生中継の中身の濃さをご覧頂ければ良くお分かりだと思います。

２）日本ではあまり知名度のない外国人の有力レスラーを発掘・抜擢して、スターダムに押し上げた眼力を持っていたこと。

これは、スタンハンセン、ハルクホーガン、ビックバンベイダー等、全て挙げれば切りがない程、多くのレスラーが猪木のリングで光り輝き大きく成長していきました。

３）常に挑戦者の気持ちで挑み、新しい事に果敢に取り組んでいった改革者としての素養を持っていたこと。

異種格闘技戦しかり、その後独立していったUWFなどに多数の有力レスラーを輩出し、プロレスの枠を飛び越えた「格闘技ブーム」に火を付けた張本人でもあります。参議院議員としての活動しかり、海外渡航歴を見てもしかり、既成概念を常にぶっ壊してきた方であります。

他にも沢山の功績がありますが、私個人にとって、当時、毎週金曜日の夜20時からのゴールデンタイムで放映されていた、テレビ朝日でのあの古舘伊知郎の名実況で突如始まるプロレス中継が夢のように楽しかった瞬間でした。

タイガーマスクの異次元のレスリング映像、藤波・長州の日本人遺恨対決の泥臭さ、最後に外国人レスラーを決め技延髄斬り一発で鮮やかに３カウントを奪い勝利を勝ち取る猪木の勇姿。最後のダーという雄叫び、あっという間の50分間弱の生中継でした。

子供から大人まで、あんな夢のようなプロレスをお茶の間に届けられる人物は、アントニオ猪木を置いて、他にいないと確信しています。

他にも、思い出せば語り尽くせない思い出のシーンが沢山あります。

プロレスラーアントニオ猪木という存在はいつまでも、私の心に残っており、今後も宿り続けていくことでしょう。猪木の名勝負のビデオ動画を無性に見たくなってきました。

アントニオ猪木さん、天国でも燃える闘魂を如何なく発揮して、大いに盛り上げて下さい。

大のプロレスファンより